諸桑揚水機場④
ふと気が付いたのだが、諸桑揚水機場なのに過去のブログって排水機場にしてる…
訂正しておきます。
さて、諸桑揚水機場ですが3月3日~5日にかけて基礎配筋の工事がありました。
捨コンクリートの上に鉄筋を組み立てるのですが、
「公共建築工事標準仕様書」によると「土に接する部分の基礎部分」は
鉄筋のかぶり厚さが60㎜となっています。
鉄筋コンクリートの「かぶり厚さ」とは、鉄筋の外側からコンクリートの
表面までの距離のことを指します。簡単に言うと、鉄筋をコンクリートで
どれだけ覆うかという厚さの事です。
このかぶり厚さが確保されていないと、鉄筋を錆や腐食から守り、
コンクリートと鉄筋の付着力を維持するために必要です。
また、火災時に鉄筋が高温にさらされるのを防ぎ、構造物の耐火性能を確保します。
適切なかぶり厚さがないと、鉄筋が劣化しやすくなり、
建物の強度や耐久性が低下します。
そのため、設計基準で定められた厚さを守ることが重要なのです。
現場で工事を担当している今井くんは捨てコンからのかぶり厚さ60㎜以上を
確認して写真を撮影していました。
鉄筋工事が終わり次第、型枠、コンクリート打設です。

