諸桑揚水機上⑦ ~いよいよ建て方~

 木造建築物の醍醐味の1つである「建て方」が行われました。

と、言っても「4月16日」が建て方だったのでもう結構前に終わっています。

 

前日の土台伏せに大工が2名。土台伏せとは柱・間柱・筋交などの構造物が

直接載ってくる部材の事です。まぁ皆さん知ってますよね。

アンカーボルトが基礎から出ているのでそのアンカーボルトの位置を計測しながら

現地で穿孔(ドリルで穴開け)後、土台を基礎に置きナットで締め付け基礎にがっちりと

固定していきます。プレカットで木材は寸法通り切断されて搬入さてている為、

事前に監督が出した墨の位置にセットするだけでOKです。

 

翌日には事前にトラス組立で大工が2名。建て方時の負担を軽減させる為、事前に梁より

上部の部材は組んでおく事にしました。高い場所での作業は安全を考えても出来るだけ

減らす事が重要です。

 

そして建て方。当日は大工が4名。レッカー作業となる為、転落注意で作業となります。

内部に関しては「転落落下防止」の意味もあり事前にステージが組まれているので容易に

建て方をする事ができました。

柱→桁→梁(トラス)を組んでいき、仮筋交いを入れ終了です。

仮筋交いとは仮設の筋交いの事で「柱・梁」などを普通に組立るだけだと「歪み」が生じる為

建物の水平・垂直などを見ながら仮に斜め部材を入れて行く事です。

後程「本筋交」をいれると撤去します。

 

さて初日はこんな感じです。2日目以降は「筋交」「間柱」「方立」「マグサ」「垂木」「野地板」「破風」

「鼻隠し」などの組立となります。

 

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大栄建設株式会社